久しぶりに娘が元気な顔を見せてくれました。

 久しぶりに娘が元気な顔を見せてくれました。新婚生活のあれこれについて喋ること喋ること止まりません。聞き手はもっぱら家人なのです。私は二人のやりとりを傍らで聞いているだけです。それでも元気な様子なので一安心しました。
 家人とスーパーマーケットを一回りしてきた娘は食料品をバックパックや紙袋に詰め込んで帰っていきました。ほんの短い滞在でした。
 朝方はかんかん照りのお天気でした。午後になって急速に天気が傾いてきた様子です。秋雨前線やら台風やらが接近しているのでしょうか。空の様子もどんよりとしています。ベランダから吹き込んでくる風も妙に冷たくなってきました。数日中に雨が降り始めるのでしょうか。
 夕方には別所沼まで散歩に出かけることにしました。風の中をそぞろ歩きしているといろいろな言葉を思い出します。寺山修司の短歌だったり、三富朽葉の詩の一節だったり、福島泰樹の短歌絶叫のフレーズだったりします。頭の中に浮かんでくる言葉の面白さにワクワクしました。
 座るという行動にも不思議なものがあります。沼の辺りのベンチに座ることにも、カフェの椅子に座ることにも、一人の自分に立ち返るというベクトルがあるように思われます。マルグリット・ユルスナールの言う「島を作る」と言う言葉を思い出しました。別所沼から駅前まで帰って、カフェ・プレーゴでご法度のビールをいただきました。(今日の写真は私のiPhoneの画面です。Dragon Dictationで音声をテキストファイルに変換しているところです。本当に便利なアプリですね。)