『星の王子さまを学ぶ人のために』の最終章を読み上げました。

 2限の時間帯は研究室で「ランボー読書会」を楽しみました。相棒のFさんと二人でランボー研究者ブリュネルのテキストを読み進めるのです。ランボーの「地獄の季節」の精密な読解の作業に90分間の集中の時間を楽しみました。
 昼休みには1年生のHくんが研究室までやってきました。小論文の添削を頼んできた学生です。先日持って来た小論文を添削したものを返却しました。新たに一つの課題も出しておきました。聞けばHくんは私と同郷だとわかりました。狭山市から通っているというのです。妙な縁があるものですね。
 3限のフランス語は「小さなコント」を読み進めました。4章の練習問題を全て片付けて、今日はいよいよ第5章に入ることができました。この章からテキストの文字の量が急に増えます。学生諸君がついてこないと困ります。ゆっくりと進めることにしました。授業の終わりにレンブラントの絵を紹介するDVDを見ておきました。
 5限の3年ゼミではマリーズ・ブリュモンの『星の王子さまを学ぶ人のために』の最終章を読み上げました。多義的な『星の王子さま』というテクストをさまざまな視点から読み解く大変に楽しい一冊でした。象徴表現の読解の手法などには多くのことを学ぶこともできました。次回からは毎回輪読のテクストを用意してゼミを進めていく予定です。ゼミ生諸君との下町散歩の企画なども立案したいと思っています。(写真は久し振りに起動したMacintosh Color Classic 2の画面です。キーボードは自作の親指シフトキーボードとなっています。ジョブスさんの冥福をお祈りいたします。)