蜷川幸雄演出の「アントニーとクレオパトラ」を楽しみました。

takuzemi2011-10-12

 一昨日の体育の日には家人と連れだって彩の国さいたま芸術劇場まで出かけました。蜷川幸雄演出の「アントニークレオパトラ」を楽しみました。この作品はテキストで読むと筋書きが入り組んでいて整然としない印象を受けます。それが蜷川幸雄の手に掛かると何ともわかりやすい舞台に変身してしまうので驚きます。役者たちの存在という具体物を目の前に展開して貰うからなのでしょうか。
 昨日は大学の方は体育祭となり終日休講でした。私も一日中授業の仕込みに当てるつもりでいたのでした。ところが朝起きてみると熱があります。どうやら風邪を引いたらしいのですね。無理はせずに一日寝て過ごすことにしました。実は10月11日は私の誕生日でもあるのです。何とも情けない誕生日になりました。けれども久しぶりにクローデルの詩集などを読み直すこともできました。
 午後は少しぐらいは起きられるようになりました。来週から始まるコンピュータ・ルームでの授業の下調べに取り掛かりました。「情報処理と言語文化」の授業の準備です。 USBメモリのなかの「情報と言語」フォルダーのなかに入ったパワーポイントのスライドを一本ずつ点検しておきました。残念ながら賞味期限が過ぎているようなスライドも少なくありません。本当はこまめにデータを更新すべきなのでしょう。なかなかその時間がないのが悔やまれます。講義録の更新を教師としての職業倫理の基本に据えなければなりません。