アカペラのグループ「おやじスマップ」の面々です。

 午後の3限のフランス語6は少人数のクラスです。全員が熱心な中級レベルの語学力を持っているので授業展開が大変楽なクラスです。今日もテキストの「小さなコント」を読み進めました。楽しい笑い話とコミュニケーションに役立つ文型モデルとを組み合わせた使いやすいテキストで助かります。授業の終わりには『星の王子さま』の作者サン•テグジュペリの生涯を描いたビデオを少々見ておきました。
 5限の3年生のゼミでは『星の王子さまを学ぶ人のために』を読了して、数回前から評論のテキストを輪読しています。今日は吉見俊哉先生の「ディズニーランド」と題されたテキストを読んでみることにしました。19世紀型の遊園地には塔やパノラマ、気球、観覧車などといった俯瞰する装置が娯楽の中心的な要素であったと吉見氏は指摘しています。ところがディズニーランドにはこうした俯瞰する視点が全く見られないと言うのですね。観客はむしろ内閉的な空間を回遊し演じ分けることへの欲望に取りつかれているのだと指摘しています。なかなか面白い文章でした。
 夕方の6時15分には教職員5人のメンバーが教育学部音楽専修のピアノ教室に集合しました。アカペラのグループ「おやじスマップ」の面々です。12月に開催されるアカペラの音楽大会「S1グランプリ」に参加するために練習を始めたのです。音楽専修の女子学生にピアノの伴奏を頼んで練習を始めました。曲はスマップの「世界に一つだけの花」です。75分ほど5人で大声を出して練習しました。会合が終わったら不思議な解放感が待っていました。