なかなか楽しい読書の時間となりました。

 昼休みには4人の学生諸君が私のゼミを希望して面談にやってきました。研究室で一人一人に面談して、関心を持っている分野のことなどを聞いておきました。面談に来てくれた学生は今までに十数名になっています。来年度も3年ゼミは適正規模になってくれそうです。
 昼休みが終わろうという時間にドアをノックする人がいます。「はーい」と返事をしたら、卒業生のSさんが入ってきました。公務員試験に挑戦しているとのことで、今日は卒業証明書が必要になり取りに来たようです。近況をお聞きして「がんばって下さいね」と声を掛けておきました。
 午後1時からのフランス語6は「小さなコント」を読みすすめました。「大きな魚」の章を全て読了して、フランソワ•コペの「鳥たちの死」を読みました。アレクサンドランで書かれた素敵な詩です。それから「小さなコント」に戻って「牡蠣と馬」の章に入りました。最後にサンテグジュペリの伝記映画も少しだけ見ておきました。
 4限の4年ゼミでは学生諸君の集まりが良くない状態が続いています。今日も森毅先生の「不健康のままで生きさせてよ」と題されたユーモラスな文章を読んでみました。健康と不健康、正常と異常と言った二項対立の向こうに、標準的な模範に単一化されることへの筆者の強い反発が伝わってきます。なかなか楽しい読書の時間となりました。