オースマンのオーパリ改造をテーマに授業を進めました。

 今日の「ヨーロッパの文学」はオースマンのパリ改造をテーマに授業を進めました。ただし私の語りはほとんどありません。ビデオの鑑賞を中心とした授業なのです。数年前にNHKのBSで放映されたナポレオン3世とオースマンのパリ改造をテーマにしたビデオを見たのです。内容もなかなか面白いもので、第二帝政の時代の雰囲気が良くわかりました。来週からは3回ほど続けて近代小説をテーマに語るつもりです。
 授業が終ってから「ヨーロッパの文学」の出席カードを整理しました。学年別、学科別に提出してもらっています。それでも整理して受講者名簿に転記するのに毎回1時間は掛かってしまいます。出席カードの整理作業が片付いてから、来週以降のハンドアウトをあれこれと考えておきました。
 明日の1限のフランス語のクラスと5限の3年生のゼミでは少々詩を読んでみようと思い立ちました。先ずブレーズ•サンドラルス、ランボー、それからこれはフランス語ではありませんが谷川俊太郎さん、石垣りんさん、長瀬清子さんの詩などを用意してみました。「朗読」をキーワードに授業展開してみるつもりです。
 研究室の本棚を物色していたら、コリン•ウィルソン著、中村保男訳『アウトサイダー』(集英社文庫)が出てきました。コーラスの練習が始まる夜の時間までしばらく読書の時間を楽しむことにしました。何度も読み直したことのある一冊の本です。今日はハンドアウトの種がたくさん作れました。赤ペンで修正を入れて完成です。(写真は集英社文庫版の『アウトサイダー』と勉強したいと思っている『Nozbe』の本です。)