卒論中間発表会を10時から3307教室で開催しました。

takuzemi2011-12-17

 英文科の卒論発表会に相乗りする形で、多文化理解コース山本ゼミの卒論中間発表会を10時から3307教室で開催しました。今朝は9時30分には研究室に着きました。 レジュメを持ってきたNさんと準備室に移動して追加分のコピーを取っておきました。それから配布用の資料なども詰まったボックスを抱えて3号館3階の教室に降りました。
 トップバッターのSさんは「日本児童文学の創始者巌谷小波」というテーマで、巌谷小波について大変に詳しく調べてきてくれました。小波の経歴について、代表作のこがね丸について、武島羽衣による小波批判が発端となったメルヘン論争について、桃太郎主義とは何かについてなど良くまとめてくれました。
 その後はO君の「レオナルドダビンチの生涯と隠された謎に迫る」、Fさんの「恋愛悲劇における恋人たちの死について」、Kさんの「絵本・童話における登場人物の役割〜空想世界の悪役たち〜」と続きました。Kさんの論文は悪役たちをいくつかの類型に分類して分析しようというものです。Kさんは養護施設で3年間も絵本の読み聞かせのボランティアを続けてきた人です。そうした体験に裏打ちされているので絵本や童話の解読も説得力のあるものになりそうですね。続いてO君の発表です。「モーツァルトからみるヨーロッパ音楽の変遷と現代への影響」という題です。