「多文化理解概論」のシラバスを少々考えました。

takuzemi2012-01-03

 朝は1時間ほど掛けて『星の王子さま』に着いての講義録の種を推敲しました。プリントアウトした原稿に赤ペンで修正を加え、時には新たに加筆していく作業は楽しいものです。まだまだ量は8ページほどしかありません。もうしばらくアイデアを醸し出していきたいものです。
 古いクリヤーフォルダから野崎歓先生の訳した『小さな王子』(光文社古典新訳文庫)のスキャンしたデータが出てきました。冒頭の8章までの未完成のデータです。私的に利用するつもりで文字認識ソフトで作ったものです。プリントアウトしたデータがあるのに、肝心の元のテキストファイルが見つかりません。Google Desktopで探してみたらすぐ出てきました。便利なものですね。
 1月の3回分の「ヨーロッパの文学」のハンドアウトを見直しました。ボードレールランボー、そしてロブ=グリエという並びです。20世紀の文学が少々欠けている気がしないでもありません。その辺はロブ=グリエの回に色々と詰め込んで語ろうと思っています。レポートの提出のことなども書き込むとハンドアウトの文字数が多くなってしまって困ります。
 今年の秋学期から新設される「多文化理解概論」のシラバスを少々考えました。フランス近代社会の成立をテーマにフランス革命、ナポレオンの変革、オスマンのパリ改造、モードの誕生と世界初めてのデパート、識字率の向上とジャーナリズムの誕生、印象派絵画の誕生と新しい生活情景・・・などと語りたい事を箇条書きに書き出してみました。