『星の王子さま』についての考えを書きまとめています。

takuzemi2012-01-07

 朝の起き抜けの時間にはポメラDM100の親指シフトのキーボードから講義録の種を打ち込んでみました。相変わらず『星の王子さま』についての考えを書きまとめています。今日は「一人称単数の語り手」について、「子供と大人の二項対立」についてなどの項目を書き上げることができました。
 K先生から先生の新著を送っていただきました。夏目漱石についての2冊の本に続く今回の作品は日本語論に関するもののようです。朝のうちに礼状を書き上げて駅前のポストに投函しておきました。K先生のご本のメッセージを私はこんな風に解釈しています。「自分の思いを言葉にしていくことで、人間は自分自身の運命を更新していくことができるのだ」というのですね。
 たくきよしみつさんの『裸のフクシマ』(講談社)を読了しました。「原発30km圏内で暮らす」という副題にも明らかなように、たくきさんのご自宅は福島県双葉郡川内村なのです。福島原発から30km圏内の現地で暮らしている人でなければ書けないような内容のドキュメンタリーです。
 たくきさんはコンピュータやデジタルカメラに関しても沢山の著書を書いてきた方です。コンピュータに関してはテキストファイルとエディターの活用にこだわるのがたくきさんの立場でした。この本にもそうした「基本」へのこだわりが書き込まれているのを感じました。「志」というものが書き込まれている一冊でした。
 本を読み終えてから今日も駅前の須原屋書店まで散歩に出掛けました。外に出てみると今日も寒風が吹きすさんでいます。大変な寒さです。首を縮めて駅の周辺を歩きました。