西洋絵画について勉強しようと思っているのです。

takuzemi2012-02-09

 朝の起き抜けの時間は3年ゼミ生のKさんのレポートを読みました。村上春樹さんの「レキシントンの幽霊」にでてくる比喩表現の分析するものです。また本作品で用いられている「劇中劇」の手法が作品のリアリティーを強化する手段に用いられているという結論でした。 A4で8ページもある力作でした。かなりの読みでがありましたね。
 今日は快晴で南向きのベランダに面した窓から強烈な陽光が射し込んできます。南向きの窓に背を向けて背中を陽の光りに当てていると極楽気分です。しばらく日なたぼっこを楽しみながら木村泰司さんの『印象派という革命』を読んで過ごしました。西洋絵画について勉強しようと思っているのです。
 Kさんのレポートを読んで、村上春樹の『レキシントンの幽霊』を読み直してみたくなりました。本棚にあるはずなのに見つかりません。探すのが面倒なので駅前の須原屋書店まで買いに行きました。文春文庫の村上春樹のコーナーでお目当ての本はすぐに見つかりました。早速買って帰って読むことにしました。
 居間の南側の窓辺で日向ぼっこを楽しみながら、村上春樹の「レキシントンの幽霊」を読んでみました。語り手の「僕」がアメリカで暮らしていた時に知り合った建築家のケイシーが重要な登場人物です。夢、眠りなどのメタファーを通じて生と死の連続性が語られている作品です。今回は比喩表現に着目しながら通読してみました。