ハムレットの言葉「世界の関節が外れた」ですね。

takuzemi2012-05-21

 昨日は日食観測用の遮光グラスを探してみたのですが、見事に「売り切れ」のお店ばかりでした。今朝はテレビの画面を通じて金環日食の光景を楽しむことにしました。雲が多くて日食を見られなかった地域も少なからず有ったようです。私は家人と二人でチャンネルをあちらこちらに変えながら埼玉県加須市上空などの鮮明な日食の映像を楽しみました。私の人生で最後の金環日食だと思うと愛おしくも感じられますね。
 今日も研究日だということで授業は有りません。けれども講義ものの授業のための教材研究の作業や学科の会議のための資料収集の作業が待っています。朝の「日次レビュー」ではA4の紙を横に置いて、今日一日の間に片づけるべき作業のリストを書き出してみました。会議資料に関してはTODOとは別に箇条書きの資料リストも書き出してみました。作業の工程を細分化する「ブレークダウン」の手法ですね。デカルトが「困難は分割せよ」と言ったのと同じことですね。
 箇条書きの資料リストをチェックしながら、会議の資料を次々とプリントアウトしました。印刷の終わった項目は箇条書きに線を引いて抹消していきます。漱石は『明暗』を執筆していた時の心境を「苦痛・快楽・器械的」と述べています。嫌でも何でも仕事を仕事として淡々と処理するということですね。私も一仕事をそんな風にして片づけることができました。それからノートを開いてメモを取りながら明日の演劇論のハンドアウトを精読しました。一番重要なキーワードはハムレットの言葉「世界の関節が外れた」ですね。