今日の授業でも語りたいことを語りきることができました。

 早めに昼食を済ませて大学への移動を開始しました。電車を降りて駅から大学への道を歩き始めたら、太陽がかんかん照りに照りつけていました。元荒川沿いの桜並木の道を選んで大学まで移動しました。木々のトンネルの中を風が吹き抜けていきます。
 午後の1時からの3限は文学の授業です。受講生が多くて13号館の13101教室というホールのような大教室を使っています。小回りが利かないためにハンドアウトと視聴覚教材が頼りです。今日のテーマは「レトリックの周辺」です。言語学者佐藤信夫氏の名著『レトリック感覚』(講談社)の内容を紹介する形でハンドアウトは作成しました。
 そのハンドアウトを精読していく形でゆっくりと授業を進めました。必要な部分では口頭で追加の情報を加えていきます。今日はハンドアウトも「発展途上の存在」でしかないと痛感させられました。二カ所ほど不適切な表現があるのを見つけたからです。これは今日家に帰ったら早々にデータを修正しておかなければなりません。
 授業の最後の30分間はビデオを観ました。NHKのBSで放映された「詩のボクシング」を収録したものです。対戦するのは詩人の谷川俊太郎さんとねじめ正一さんです。かなり古いビデオですが、二人の朗読が面白くて楽しめます。今日の授業でもまずまず語りたいことを語りきることができました。
 今日のキャンパスはかんかん照りの太陽が照りつけています。昨日との温度差が大きいので身体か着いていけません。授業が終わると疲れが感じられます。放課後は研究室でしばらく読書を楽しんで一休みしました。(写真は元荒川の風景です。この風景には毎日癒されています。)