やるべき作業に100%集中できたとしたら、どんなに素晴らしいことだろう。

 GTDの提唱者デビッド・アレンさんはその著書『ストレスフリーの整理術』(田口元訳・二見書房)の中で次のように述べています。「ほかのことにいっさいわずらわされず、やるべき作業に100%集中できたとしたら、どんなに素晴らしいことだろう」(p.26)と言うのですね。そして、こうした作業に集中している状態を武道で言うところの「水のように澄んだ心」やトップアスリートたちが呼んでいる「ゾーン」という言葉にもなぞらえています。実は今日の私は頭が散漫になってしまって、こうした集中できる状態とは対極の低いモチベーションの状態に悩んでいます。それでもTODOリストを一つずつ片付けていくことぐらいならできますよね。そのくらいはやらねばなりません。
 石原千秋先生の『教養としての大学受験国語』(ちくま新書)を本棚から引っ張り出しました。今日の読書はゼミで読むための教材選びが目的です。読むページがあっちに飛んだり、こっちに飛んだりします。30分ほどの読書でめぼしいページに当たりを付けて付箋紙を立てておきました。
 夕方の時間にはiPhoneにイヤホンを付けてStreamItAllでFrance Cultureのラジオを聴きました。パブロ・ネルーダの詩を巡って男女の二人のゲストが色々とお喋りをするという構成です。ラジオを聴きながら例えばEvernoteを立ち上げて、データをチェックすることもできるので便利です。今日はモチベーションの低い一日の頑張り方を学んだような気がします。