偶然の幸運−セレンディピティー(serendipity)ですね。

 1限の英語研究基礎演習はコンピュータ教室3305で授業を行いました。今日学ぶテーマは『知へのステップ』第8章の「アカデミック・ライティングの基本スキル」です。先ずはレポートと感想文の違いを学ぶために「Workshop・・・やってみよう」のAとBの二つの文を読み比べることから始めました。それから2枚のワークシートを配布して、ワークシートの設問を一つ一つ解きながら授業を進めました。ワークシートの作業が終わってから、テキストの中の重要な部分を確認しながら「アカデミック・ライティングの基本スキル」を学びました。今日は10分ほど早めに授業を終えました。
 ちょっと早いのですが、助手のMさんに来週の文学のハンドアウトの印刷を頼んでおきました。土田知則・青柳悦子編『文学理論のプラクティス』(新曜社)からの抜き書きを元にして構成したハンドアウトです。テクストに内在する意味の曖昧性・両犠牲、首尾一貫性・合理性の欠如などと言ったカオス的な要素を取り除き排除しようという操作について語っている部分を読んでみることにしました。一週間の間にハンドアウトを精読して、話の種を色々と仕込んでおかねばなりません。
 早めに学生食堂に移動して昼食を済ませました。研究室に戻ってブログの種を書いていたら電話が鳴りました。何と電話口に出たのは入試委員長のK先生です。実はK先生にはお願いしなければならない用件があって朝から何度か電話を繰り返していたのです。用件は一発で片付いてしまいました。偶然の幸運−セレンディピティー(serendipity)ですね。午後は長い長い会議がいくつも続きました。へとへとです。