独りになったゼミの教室でスペイン語の歌を歌ってみました。

 本当を言うとちょっぴり億劫なんです。でも5限の3年ゼミを休むわけにはいきません。今日は数名の4年生の諸君が8月末から9月に掛けてのゼミ旅行の打ち合わせのために参加してくれることになっているからです。ゼミが始まるぎりぎり10分前ほどに大学に着きました。あわてて教材をかき集めて6号館3階の634教室に移動しました。廊下で4年生のK君が一人ぽつねんと立っています。聞けばもう一人のK君が携帯電話を紛失したみたいで探しに行ったと言います。そこへ4年ゼミ生のMさんも駆けつけてくれました。もう一人のK君も無事に携帯を発見して駆けつけてくれました。3年の諸君と話し合って、ゼミ旅行への大まかな人数も確定しておきました。
 ゼミでは先ず、マリーズ・ブリュモンのテクストを読み進めました。今日は余り前には進めませんでした。キリの良いところまで読んでから、ジャック・プレヴェールの「鳥の肖像を描くには」という詩を読んでみました。鳥の画を描くまでのプロセスが芸術創造のプロセスのメタファーになっているのは明らかです。今回も若い頃に作ったKJ法の図解を配布して学生諸君に読んでもらいました。
 学生諸君が帰ってしまってから、ゼミの教室でスペイン語の歌を歌ってみました。35年前の東谷穎人(ひがしたにひでひと)先生のNHKスペイン語講座ホアキン・ディアスさんが歌っていた歌です。今でもそらで歌えます。(写真は実習生諸君の待合室の風景です。ホワイトボードに研究授業の心掛けが箇条書きで書き記してありました。)