物語に終わりが有ることの素晴らしさを実感してしまいました。

 土曜日の朝は朝寝坊を楽しみました。8時過ぎに起きて、午前中はテレビなどを見て怠けてしまいました。それからA4の紙を二つ折りにして横向きに置いてTODOを書き込みました。左半分には午前の予定を、右半分には午後の予定を書き込みました。
 午後は来週の講義もののための教材研究と取り組みました。先ずは火曜日に予定している演劇論のハンドアウトを検討しました。フランス古典劇をテーマにして話すつもりです。コルネイユモリエールラシーヌなどの経歴をiPad 2で調べておきました。また「三一致の法則」などの古典劇に特有のキーワードもiPad 2で幾つか調べておきました。久し振りに「仕込み」の時間が楽しく感じられます。
 演劇論のハンドアウトの次には文学のハンドアウトを点検しました。今一つ出来の良くないハンドアウトに感じられます。文学の授業がある木曜日の3限までに漱石の『道草』をざっと読み直して主人公の健三を取り巻く世界のことを分かりやすい言葉で学生諸君に説明できるようにしておく必要が有りそうです。
 夕方には駅前の須原屋書店で買ってきた「シェイクスピア名作映画集」の中の一本『真夏の夜の夢』のDVDを観てみました。モノクロの古めかしい映像ですが、原作を忠実に再現していることが分かります。取り分け悪戯もののパックが主要なキャラクターとして描かれていて面白かったですね。ラストシーンでは「目出度し目出度し」の祝祭的な雰囲気で全てが終わります。物語に終わりが有ることの素晴らしさを実感してしまいました。