午後の3限の演劇論ではビクトール・ユゴーに付いて語りました。

takuzemi2012-07-03

 大変に蒸し暑い朝になりました。さすがに背広を着込む気になりません。上着は着ずに家を出ました。大学へと移動する武蔵野線の中では「頭の中の気に掛かること」をシャープのZaurusを取り出してメモ帳に書き込んで過ごしました。メモ帳の画面に2行半ほどの箇条書きが並んでいきます。
 南越谷の駅でふとダイエーに寄り道していこうと思い付きました。ワイシャツを一枚新調しようと思ったのです。男性の衣類の売場がある3階までエスカレーターで登りました。ワイシャツ売場は半袖のものが主流になっていました。それでも運良く私のサイズにぴったりのものが一つ見つかりました。さっそく買い求めておきました。
 午後の3限の演劇論ではビクトール・ユゴーに付いて語りました。先ずは『レ・ミゼラブル』の粗筋をお話ししました。それから『エルナニ』の物語を話しました。若い世代と旧世代の間にある世代間闘争の暗喩が底流にあることも説明しました。朝日百科「世界の文学」にはカラーの図版も数多く入っています。今日は久し振りに教材提示機でスクリーンに映写して『ノートルダム・ド・パリ』の挿し絵なども観てもらいました。ユゴーノ作品から読み取れる「グロテスクの美学」に関しても少々詳しく説明しておきました。異形のカジモドやロマの娘エスメラルダの側に民衆の正義があるという設定もユゴーらしいですね。今日は『エルナニ』のDVDを持ってきたのですが、分かり難い内容なので『王は踊る』の冒頭を少々観てもらいました。最後に学生による授業アンケートを記入してもらって授業を終えました。