寺山修司の歌集のあちらこちらを拾い読みしました。

takuzemi2012-07-04

 青空が広がりました。今日は猛暑となりそうです。1限からの授業が待っています。出掛けに大学へと移動する車中では寺山修司の短歌を読んでやろうと思い立ちました。本棚から講談社学術文庫の『寺山修司全歌集』を引っ張り出しました。部厚い文庫本を片手に持って、バックパックを背負いました。駅に続く長い階段を駆け足で駆け上りました。
 車中では寺山修司の歌集のあちらこちらを拾い読みしました。そらで暗記している歌も少なからずあります。たちまち寺山の世界に引き込まれてしまいます。寺山は自分の置かれていた現実を歌にしたということとは違うと思います。むしろ短歌という定型を通してロマネスクな幻像を造り上げようとしたのだと思います。どの歌にも演出家の眼が存在しているように思われるのですね。この文庫本は持ってきて良かった一冊でした。
 1限の英語研究基礎演習では『知へのステップ』(くろしお出版)の第11章の「プレゼンテーションの基本スキル」を学びました。ワークシートは夏休みを利用してAさんとBさんが旅行に行こうと話し合っているという想定です。Aさんは国内旅行に、Bさんは海外旅行に行きたいと主張しているのです。あなたはどちらの意見に賛成かという設問です。併せて国内旅行と海外旅行のメリット、デメリットを整理するという作業もあります。途中でパワーポイントの利用法を説明するためにスクリーンを降ろしてコンピュータを起動して、いくつかのスライドを見てもらいました。授業アンケートを実施してから授業を終えました。