塚本氏の解説の残りの部分をこのCafeで読了しました。

 3年ほど前に私のゼミの学生だったK君が昼休みにひょっこり研究室にやって来ました。聞けば会社勤めをしていたのですが、教職の資格を取りたくなって、科目等履修生として勉強していると言います。今日は実習ノートに私の署名と印鑑が必要なのでやって来たと言います。「頑張れよ」と声を掛けておきました。
 午後は大学図書館に移動しました。演劇論の出席調査票の整理の作業を始めました。実は4回分ほどの調査票を整理せずにため込んでしまっています。今日はやっとのことで仕事に着手したのですが何とも手間が掛かります。一時間ほど必死で作業してやっと二日分だけが片付きました。「何事も容易からずや菜間引くも」という句を思い出してしまいました。正確ではないかも知れません。誰の句だったかも思い出せないのですね。困ったものです。
 二時間ほど掛かって出席調査票の整理の作業を片付けました。受講者の名簿に出席を転記して一件落着です。しばらくは明日の文学の下調べに取り組みました。新潮文庫漱石の『行人』を読んで楽しみました。
 夕方の時間帯は準備室のコピー機を借用して、残り数回の演劇論のハンドアウト作りの下作業を行いました。講義ものの授業も余すところあと数回になっています。視聴覚教材も利用して学生諸君にも楽しめる授業を作っていきたいものだと考えています。
 帰りの電車でも寺山修司の歌集を楽しみました。塚本邦雄の解説が何とも面白くて引き込まれてしまいました。武蔵浦和に帰り着いてから、行きつけのRainbow Cafeに立ち寄って、生ビールを一杯頂きました。茫洋とした時間が何とも大切なものに思えてきます。塚本氏の解説の残りの部分をこのCafeで読了しました。それからスーパーマーケットに寄って少々買い物をして帰宅しました。