じっくりと時間を掛けて本を読んでみたいものです。

 あと3週間ほどで春学期の授業が全て終わるのですね。今年は演劇論と文学の受講生が多くてレポートの採点が心配です。相当にピッチを上げて採点しないと仕事が夏休みに食い込んでしまいそうです。夏休みにやりたいことも色々とあります。じっくりと時間を掛けて本を読んでみたいものです。思い切って週に数日は大学図書館に通ってみるなどという選択肢もありかも知れません。自分に何かサプライズなプレゼントを贈るなどということも考えてみたら面白いかも知れません。昼休みに色々と研究室で空想に耽ってしまいました。
 午後の会議までの待ち時間には研究室で久し振りにルイ・アラゴン著、稲田三吉訳『ブランシュとは誰か事実か、それとも忘却か』(柏書房)を読みました。この本も夏休みの間にゆっくりと読み直してみたいと思っている一冊です。小説に付いてのアラゴンの思索がたっぷりと詰まっている一冊なのですね。大変に読みにくい一冊でもあります。
 午後の2時40分からは大切な会議が開催されました。議題はさほど多くはないのですが、一つ一つの議題が手間の掛かる問題を含んでいます。来年度の秋学期から開講される予定の教職実践演習という科目をどう立ち上げるかなどの様々な問題が並びます。会議は3時間20分にも及びました。・・・帰路の南越谷の駅のキオスクで毎日新聞の夕刊を買い求めたら、たくきよしみつさんの記事が目に止まりました。たくきさんの本は以前から愛読しています。