斬新な解釈が若い諸君の感性に受け入れられたのでしょう。

 演劇論ではハンドアウト週刊朝日百科「世界の文学」の松岡和子さんの文章を利用させていただきました。「『ロミオとジュリエット』の映画史」という題名です。イタリアのフランコ・ゼフィレッリ監督の1968年の映画を分析しています。ジュリエット役のオリビア・ハッセーとロミオ役のレナード・ホワイティングの造形の巧みさは松岡さんも絶賛しています。
 ハンドアウトの後半ではバズ・ラーマン監督の『ロミオ&ジュリエット』が語られます。ロミオ役はレオナルド・ディカプリオです。この映画は何と未来のアメリカの都市が舞台となっています。最後にフランコ・ゼフィレッリの映画とバズ・ラーマンの映画の双方を見比べてみました。学生諸君に圧倒的に受けたのは後者の映画でした。斬新な解釈が若い諸君の感性に受け入れられたのでしょう。
 演劇論の授業を終えて研究室に戻ってきたらドアの前にTさんが待っていました。聞けば演劇論の時間を間違えていた様子です。明後日の文学の授業でもアンケートが打てますので何とかデータは集まるでしょう。「大丈夫です」と声を掛けておきました。
 4限の4年生のゼミではゼミ旅行の計画を練りました。バスの集合時間、1日目の発表会の計画、夜の飲み会の計画、2日目のウォーキングの計画、雨が降った場合の代案など学生諸君に自由に語り合ってもらいました。何とかゼミ旅行の大枠が見えてきたようです。