『禅語百選』は何度も繰り返して読み返した記憶があります。

takuzemi2012-07-20

 昨日の暑さが嘘のようです。今朝はすっかり涼しくなりました。新聞にゆっくり目を通してから、今日の荷物を点検しました。バックパックが重くなり過ぎてしまったので、今日はクリアファイルを厳選して数冊に絞り込みました。雨が心配なので、傘を持って家を出ました。武蔵野線の車中ではぼんやりとして過ごしました。
 2限の時間帯は相棒のFさんとのランボー読書会を楽しみました。今日はなかなか難しい部分が多くて難行苦行の連続でした。辞書を引いても単語の意味が確定しないような場所が少なくないのですね。今日の90分はあたかも修練のような時間でした。
 エレベーターで1階に降りて、3号館を出ようとしたら、雨が降っていました。7階の研究室まで戻って、傘を取って出直しました。食堂は昼休みの時間帯で学生諸君で混雑していました。早めに食事を済ませて、研究室に舞い戻りました。
 午後の時間は研究室で漱石の『文鳥夢十夜』を拾い読みしたり、松原泰道老師の『禅語百選』を拾い読みしたりして過ごしました。『禅語百選』は若い頃に夢中になって何度も繰り返して読み返した記憶があります。「放下著」(捨ててしまえ)、「本来面目」(本来の面目)、「自灯明」(自らを灯明とせよ)、「独座大雄峰」など素敵な言葉が並んでいます。奥付を見たら発行年月日は何と昭和47年となっています。40年も昔の本なのでした。