ハンドアウトに沿って寺山修司の世界を紹介しました。

 3限の演劇論では先ず冒頭の時間を使って院生のTのカウンセリングに関するアンケートを実施しました。それからハンドアウトに沿って寺山修司の世界を紹介しました。寺山という幅広い分野で才能を発揮した天才を語り尽くすのはなかなか大変です。暗記しているいくつかの短歌も紹介しながら授業を進めました。授業の最後には美輪明宏さんが寺山修司を語っているビデオを学生諸君に観てもらいました。なかなか寺山ワールドの雰囲気が感じ取れたのではないでしょうか。
 4限の4年生のゼミではゼミ旅行の参加者のリストを幹事役のK君に確認してもらいました。それから石原千秋先生の「秘伝 人生論的論文執筆法」を読んでみました。雑誌「ユリイカ」の2004年3月号に掲載されたエッセイです。文章を書く上で心掛けねばならない基本的な事柄が要領よくまとめられています。夏休み中に学生諸君に読み直してもらいたいエッセイです。
 放課後の研究室にはゼミ生のS君がやってきました。介護ノートに署名して印鑑も押しておきました。もう一人は私が担任をしているHさんです。昨夜、Hさんは図書館で勉強をしていたのだそうです。ところが帰りが遅いと心配したお母さんが携帯電話に電話を入れたのでした。電話に出ないのでお母さんは警察に捜索願を出してしまったのです。実はHさんの携帯電話の電池が切れていたというだけのことでした。お騒がせしましたということで、経緯を報告に来てくれたのでした。