古い手書きのノートをデジタル化する作業と取り組みました。

 ゼミ旅行で学生諸君を引率するための国内出張申請書を作成しました。ゼミ生諸君の名前がくせ者です。なかなか正しい文字に変換できない漢字が少なくないのですね。私のコンピュータの日本語入力フロントエンドプロセッサー富士通Japanistを使っています。このソフトには「マルチボード」という手書き入力の機能が付いています。これを利用して何とか学生諸君のリストを完成させました。
 しばらくアラゴンの勉強と取り組みました。先ずはアイデアを出すためのブレーンストーミングを行いました。一人称単数の話者の問題、この話者に作者と同一の生年月日が与えられている問題、一人称単数の話者が話しかける二人称の存在などと考えてみました。暑くてなかなか良いアイデアが出てこないようです。
 午後は居間の温度が33度まで上がってしまいました。それでも余り頭を使わない作業ならできます。古い手書きのノートをデジタル化する作業と取り組みました。テクストの中にはフランス語の文も出てきます。WzエディターをUnicodeのモードに切り替えて作業と取り組みました。
 夕方にはもう一度漱石の『明暗』を手に取りました。明日の文学の授業までにはとても読み終わりそうにありません。けれども、この作品を執筆していた漱石の「苦痛・快楽・器械的」な書き方が文章からも伝わってくるような気がします。