2時間ほど頑張って、中文科の1年生の採点を片付けました。

 午後も文学のレポートの採点を続けました。2時間ほど頑張って、中文科の1年生の採点を片付けました。漱石の『明暗』を読んできた学生がありました。なかなか良く読み込んでいる印象で好感が持てました。3時過ぎには今日の仕事を切り上げました。スーパーまで今日の食品などを買い出しに行くことにしました。
 先ずは駅ビル・マーレの中のスーパーマーケット・フェニックスまで出掛けて2リットルボトルの水を3本買ってきました。これは空のバックパックを持参しての買い出しです。猛暑のおかげで水の消費量も鰻登りとなっています。・・・水を入手してから、もう一度別のスーパーに移動しました。昨日、息子と盛り上がってしまったので、ビールの買い足しです。今日はこまめに良く動いています。
 鹿島田真希さんの『冥土めぐり』を読了しました。主人公の奈津子は裕福だった過去の生活に執着して借金を重ねる母と弟という「家族」に付きまとわれています。その奈津子の夫の太一が病にかかり、脳の病気を抱えてしまいます。その太一を連れて奈津子は8年振りに1泊2日の小旅行に出掛けます。目的地は奈津子が幼い頃に家族と訪れた高級リゾートホテルです。そこは今は老朽化して区のリゾートセンターとなっています。ここで母や弟との葛藤に満ちた過去を思い出すことで、奈津子は自分の過去の生活を振り切ることができるというお話しです。「行きて還りし物語」の構造をしていますね。