のんびりと時間を掛けて勉強することにしました。

 午前中は「多文化理解概論」のハンドアウトを考えました。「フランス語の美しさ」をテーマに一回の授業を充てる予定です。フランス語は母音で終る「開音節」が多いこと、強く長く発音される「後置アクセント」のことなどを説明するつもりです。フランソワ・コペのアレクサンドランの詩「鳥たちの死」を読んでみても面白そうです。(これは「ヨーロッパの文学」でも紹介しているものですが。)
 秋学期にはオムニバスの情報系の授業が二つ予定されています。コンピュータルームを使って授業する「情報と言語」と人間科学部の「総合講座6」です。パワーポイントのスライドを使う予定なので、一時間ほど掛けてスライドを点検しておきました。残念ながら一時間掛けても数本のスライドしか見終わりません。時間が必要です。
 QB HOUSEまで散髪に出掛けました。理髪師さんに髪を刈ってもらっている間にFMラジオから懐かしい歌が流れてきました。平山三紀さんの「真夏の出来事」です。「彼の車に乗って・・・」という出だしの一句が印象的です。帰宅してiPad 2で調べてみたら何と1971年の歌だとのことです。40年以上も昔のことなんですか。
 午後もゆっくりとアラゴンの勉強を続けました。手書きのノートを読み返したり、原稿を読み返したり、『ブランシュまたは忘却』を読み返したりの作業です。午後は少し草臥れてしまったので、前へ前へと前進する気分になれません。のんびりと時間を掛けて勉強することにしました。