1時からの「フランス語6」では『星の王子さま』を読みました。

 昼休みに人間科学部のOさんという学生が私の「ヨーロッパの文学」の時間帯を利用してアンケートを打ちたいと相談に来ました。木曜3限の「ヨーロッパの文学」の受講生は250名です。アンケートの題名は「イヌとの接触が気分および生理状態に与える影響について」というものです。いわゆる「アニマル・セラピー」に関するものですね。
 ついでに「ヨーロッパの文学」のハンドアウトを用意してしまうことにしました。朝日新聞社の「週刊朝日百科 世界の文学」を利用させていただいています。第1回は導入ですので「ラブレー」の回を利用して「ユマニスム」について語ることにしました。初回ですので『星の王子さま』の話しに脱線しても良いでしょう。フランス文学の楽しさを語れればなんでも良いだろうと考えています。
 午後の1時からの「フランス語6」では『星の王子さま』を読みました。残念ながら出席してくれたのは3年生のW君1名のみでした。コピーを配布してゆっくりとテクストを読み進めました。本を開くと冒頭に置かれているのは「レオン・ヴェルトへの献辞」です。この献辞が置かれていることの意味を考えてみました。第1章冒頭の大蛇の話しも読了することができました。
 ドイツ語のN先生にいただいた「クイズ『星の王子さま』」が面白いのです。野崎歓訳の『ちいさな王子』(『星の王子さま』)を開いてクイズの解答を確認しておきました。一問一問番号を付けて付箋紙も立てておきました。5限のゼミでは学生諸君に「クイズ『星の王子さま』」のコピーを配って考えてもらう予定です。