急遽「星の王子さま=文学講義」を30分ほど喋ってみました。

 3限のフランス語6の時間は『星の王子さま』を読み進めました。コピーを配布してから一行ずつ読むというパターンです。テクストは加藤晴久先生の『自分で訳す星の王子さま』(三修社)を使っています。詳細で精緻な注釈に助けられながら少しずつ読み進めるという感じでしょうか。今日は少人数のクラスで2ページほどを読み進めました。後半の30分はDVD鑑賞を予定していたのですが、なぜかDVDの装置がうんともすんとも言いません。仕方がないので急遽「星の王子さま=文学講義」を30分ほど喋ってみました。
 人間科学部の学生諸君の中には質問紙調査(アンケート)を巨大授業で打って卒論にまとめる人が少なくないようです。実は今日も私の研究室にアンケートの依頼に来た学生が2名ありました。1人はTさんです。テーマは「精神健康に及ぼすハーディネス(たくましさ)とその媒介変数の検討」というものです。もう1人はN君です。4限にやって来た彼は「ペットへの愛着と心身の健康に関する調査」という資料を置いていきました。
 5限の3年生のゼミでは今日もマリーズ・ブリュモンの『星の王子さまを読む人のために』を読みました。今日は第6章の後半の「エクリチュールの素朴さ、それとも技巧?」の部分を読了しました。あと数回でこのテクストを読了してしまいそうです。続きのテクストも決まっています。今日はゼミ生の諸君にもそのことを伝えておきました。(秋学期になってから2週間ほど休みが続いていたS君が今日は出席してきました。嬉しかったですね。)