3限のフランス語6では『星の王子さま』を読みました。

 3限のフランス語6では『星の王子さま』を読みました。今日はプリントを配布してテクストをゆっくりと読み進めていきました。順番に3人の学生諸君に当てて、訳文を考えてもらうのが原則です。難しい部分は私が説明して済ませてしまうこともあります。後半の30分ほどでビデオを見ようと思ったのですが、なぜかビデオ装置がうんともすんとも動きません。仕方がないのでテクストを少々余分に読み進めることにしました。機材が不具合があって、授業が上手く進めないのは残念なことです。
 4限の4年生のゼミでは石原千秋先生の本の中から中西新太郎氏の「文化的支配に抵抗する」を元にしたセンター入試の問題を素材にした文章を読みました。石原先生の要約によると中西氏の文章は<自己を卑下してみせることで相手までも権力の座から引きずり降ろしてしまうやり口を持つテレビが、いまや大衆文化という新たな権力となった現在、自己の権力性を隠すために、テレビは「自己語り」とでも言うべき語り口で人間らしさを演出し始めている>ことになります。大変に面白い切り口で楽しめました。
 夕方に追加の一仕事が入ってしまいました。一時間ほどで当面は片付いたのですが、色々と尾を引きそうな案件です。我々教員という職業に限らず「人生、片付くことなどありはしない」と覚悟を固める方が大切なのかも知れません。