ゼミでは先ずは学生諸君の卒論の進捗状況を尋ねました。

 3限のフランス語2では『星の王子さま』を読みました。王子とバラの間にすれ違いが生じる第8章の後半あたりから読み始めました。第9章ではすでに王子は自分の星を出て行く決心を固めています。それでも休火山を含めて3つの火山の煤払いをするのです。「そして花に最後の水をやり、あとはガラスのケースをかぶせてやるだけになったとき、王子は泣きたい気持ちになった」(野坂歓訳)と続きます。
 4限の4年生のゼミでは先ずは学生諸君の卒論の進捗状況を尋ねました。まだまだ準備が調っていない人が中にはいるようです。12月の初旬には発表会を予定しています。頑張るように声を掛けました。研究室まで実物を持って見せに来るようにも言っておきました。輪読では石原千秋先生の『教養としての大学受験国語』の中から今井仁司先生の近代とは何かを論じた文章を読んでみました。鎮台の中心的な構造を考察するときに?自己との関係、?他人との関係、?人間と自然との関係の3点を抑えるという説明は大変に分かりやすいものでした。
 帰宅してから家人や息子と一緒に夕食をいただきました。家人は今日は小学校の同級生と「女子会」の予定だったのです。残念ながら悪天候のために中止になってしまったと言います。息子の方は今日、明日と二日続けての連休だと言います。土曜日、日曜日にも出勤する体制で頑張っているので、久し振りの連休をゆっくりと休んで欲しいと願うばかりです。