三人の学生が土手に座り込んで談笑しているのですね。

takuzemi2012-11-20

 朝は7時半に家を出ました。今日から厚手のコートを羽織ることにしました。武蔵野線の車中では座席を確保することができたので居眠りを決め込むことにしました。北越谷で下車してからは元荒川沿いの小道を目指して歩きました。元荒川の河川敷まで着いたら対岸に三人の学生が土手に座り込んで談笑しているのですね。大きな樹の下で楽しげに語らっている様子が遠目にも分かるのです。微笑ましい気分になりました。有り難い光景を見せてもらったものだと嬉しくなりました。
 朝の1限のフランス語2では一般的な他動詞の複合過去を学びました。助動詞にavoirを使うものです。文法の説明が終わってから学生諸君に練習問題を考えてもらいました。直接目的語が過去分詞に先行した際には目的語と過去分詞の性数を一致させるという決まりがあります。これを間違えた学生諸君が少々ありました。途中でジャック・プレヴェールの「君のために、恋人よ」をプリントで配布しました。これも複合過去を学ぶために絶好の教材だからです。I先生に昔々もらったセルジュ・レジアニの朗読のテープもあります。テープを流して聞いてみてから、リピートを繰り返しました。語り手である「ぼく」はどんな人間なのかを学生諸君に考えてもらいました。残り時間でベラスケスの絵画を紹介するDVDを見てみました。サルバドール・ダリがベラスケスを高く評価していたことを初めて知りました。晩年の「ラス・メニーナス」が自発的に描かれた作品だとする説も面白いものでした。