書きかけの論文のことが気になって目が醒めました。

takuzemi2012-11-27

 朝のうたた寝の時間に書きかけの論文のことが気になって目が醒めました。書物を取り巻くさまざまな情報をパラテクストと呼びます。表紙に書き込まれている題名などもこのパラテクストの一つです。するとアラゴンの『ブランシュまたは忘却』という書物には女性の名前らしい「ブランシュ」と「忘却」という二項対立ないしは列挙が書き込まれている。それが冒頭の一句に出てくる「マリー=ノワール」と激しくぶつかり合うことになるのですね。なぜなら・・・と書いて行ったら上手に論文が書けそうな気分になりました。
 いつもより5分ほど早い武蔵野線に乗って移動を開始しました。駅前広場に出たら強い北風が吹いていました。数年前にイタリア旅行の際に息子が土産に買ってきてくれたインテルのチームカラーの襟巻きを首に巻いてきました。多少は寒さもしのげそうです。・・・大学に着いて準備室のコピー機を借りて1限のフランス語2の副教材のコピーを取っておきました。明日の総合講座6、明後日のヨーロッパの文学、来週の多文化理解概論のハンドアウトも助手のMさんに印刷を頼んでおきました。
 1限のフランス語2ではavoirを使った一般動詞の復号過去を学びました。練習問題に充てる時間がかなり掛かりました。練習問題をすべて片付けてから、プレヴェールの「朝の食事」を読んでみました。この詩も複合過去のオンパレードです。最後にガウディの建築を紹介するDVDを見て授業を終えました。