何と本日12月9日は夏目漱石大先生の命日だったのですね。

 午後になって駅前の須原屋書店まで出掛けました。探していた新書が見当たりません。気分転換に漫画本のコーナーを物色していたら香日ゆら(こうひ・ゆら)さんという方の『先生と僕』(MFコミックス)を見つけました。副題は「夏目漱石を囲む人々」と題されています。夏目漱石の友人の正岡子規中村是公や弟子の寺田寅彦、松根東洋城、鈴木三重吉たちの行動が4コママンガに切り取られているのです。著者は漱石と友人たちや弟子たちとの人間関係をかなりマニアックに知り尽くして描いているという印象を受けました。ところで『先生と僕』を読んでいて気が付いたことがあります。何と本日12月9日は夏目漱石大先生の命日だったのですね。
 週末の土曜日、日曜日とデスクワークが続いています。寒いのもあってプチ有酸素運動も怠けてしまいました。ブログ用のデジタル映像が切れてしまったので、マンションの周辺で少々スナップを撮るために外出しました。マンションに戻ったら「髭の写真家」ことNさんが散歩に出掛けるところでした。Nさんは毎日欠かさず別所沼を一周して3キロほどの距離を歩いています。何とも偉いですねえ。
 NHKテレビの「100分de名著」のテキスト、水本弘文『サン=テグジュペリ 星の王子さま』(NHK)を読んでみました。水本先生は序文で「『星の王子さま』を考え考えしながらゆっくり読んでいくと、おかしなところ、意味が分からないところが次々見えてきて、まるで迷路に入ったような面白さが出てきます」と書いています。この点は大いに同感できました。