4限の4年ゼミでは卒論中間発表会を行いました。

 3限のフランス語6では『星の王子さま』をフランス語で読み進めました。今日は地理学者の住む星でのエピソードを読了して、王子が地球に到達するところまでを読みました。ちいさな王子が月の色をしたヘビに出会うところです。今日はかなりの量のテクストを読み上げてしまいました。最後にティツィアーノの絵画を紹介するDVDも見て授業を終えました。
 4限の4年ゼミでは卒論中間発表会を行いました。Wさんは児童文学のいくつかの作品を比較して考察する予定だと言います。まだ余り原稿が書けていないらしく、今後の頑張りに期待しなくてはなりません。G君はスウィフトの『ガリバー旅行記』を1700年代のイギリス(イングランドアイルランドの政治問題、宗教問題)を作品中で風刺しているここと史実と比較して確認したいと考えていると言います。
 Mさんは夏休みのゼミ合宿では「イギリスの食文化」というテーマで発表していました。しかし文献が少ないなどの理由で「イギリスのパブ」へと方向転換を図った様子です。かなりの量の下書きも今日は持ってきてくれました。最後の発表となったKさんは村上春樹の『レキシントンの幽霊』を取り上げて、リアリティーを生み出す方法を分析したいと考えています。ケイシーとジェレミーカップルだとすれば、犬のケイシーは二人の子供だろうと読み解いています。「あっきょちゃんとかっぱ」という物語りを取り上げて、導入、自分の日常、自分にとっての非日常、自分の日常に戻るという流れを発見したのも見事でした。