4限の4年生のゼミではK君ともう一人のK君が集まりました。

 まるで小春日和です。余り暖かいので昼休みにはキャンパスに降りてみました。デジタルカメラを片手に3号館の周りを一回り歩いてみました。学生食堂にはもう大勢の学生諸君が詰めかけています。中庭でクリスマスツリーの飾りつけを楽しんでいる学生諸君も見掛けました。キャンパスに停車中の黄色い車は弁当を販売する業者の車です。こちらにも数名の学生諸君が集っていました。
 3限のフランス語6では『星の王子さま』を読みました。第20章のバラの咲きほこる庭のエピソードを読み進めました。王子が草むらに突っ伏して、泣きだすという場面です。次の21章ではキツネが出現する重要な章です。「なつかせる」(apprivoiser)という大切なキーワードがキツネによって「すぎなを作る」ことだと説明されます。キツネの言葉を聞きながら「だんだんわかってきた」と言う王子は「お花が一輪あってね。そのお花、ぼくのことを、なつかせてくれたんじゃないかな・・・」(野崎歓訳)と続けます。キツネが王子に「たのむよ。・・・僕をなつかせてくれよ!」と言うあたりまで読んでおきました。
 4限の4年生のゼミではK君ともう一人のK君が集まりました。二人とも卒業論文の下書きを持ってきています。K君はジャンヌ・ダルクをテーマにかなりの量を書き溜めてきた様子です。もう一人のK君はラブクラフトクトゥルフ神話について調べています。まだなかなか作業が進まないと苦しそうな様子です。ともあれ頑張って予定の枚数を書き上げる意外に救われる術はありません。「頑張れよ!」と声を掛けてゼミをお開きにしました。