3限のフランス語2では『星の王子さま』を原文で読みました。

 3限のフランス語2では『星の王子さま』を原文で読みました。第21章の王子とキツネのやり取りのエピソードを巡る部分です。王子がもう一度バラの花々を見に行って、帰ってくるとキツネが王子に秘密を教えてくれるという場面です。「心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大切なものは、目に見えないんだよ」(野崎歓訳)という重要な言葉がキツネの口から語られます。「時間をかけて世話したからこそ、きみのバラは特別なバラになったんだ」「きみはきみのバラに責任があるんだよ・・・」と大切なシーンが続きます。
 4限は空き時間です。4年ゼミ生のKさんが介護等の体験のノートを持ってきました。教員の氏名欄に氏名を記入し押印も済ませておきました。Kさんの卒論は8割り方は終わっていると言います。安心ですね。音楽友の会の部長もやって来ました。ライブの機材をキャンパスの中に搬入するために車を使うための許可証が必要なのです。こちらも顧問の欄に氏名を記入して押印も済ませておきました。
 5限の3年生のゼミでは『ちくま評論選』の中の大橋洋一先生の「脱構築」を読みました。脱構築とは相手の主張を外部からではなく内部から崩すことだと言うことが分かりやすく語られています。二項対立には「暴力的な階層関係」を形成するという主張も具体的な例を挙げて説明されていました。ゼミを終えてキャンパスに出ると、すっかり空気は冷えきっています。それでも今日の授業で年内の全ての授業が終了なのです。疲れていますが、満足感もありますね。暗いキャンパスを横切って、研究室に戻りました。荷物を調えて帰路に着きました。