テクストからの抜き書きを作る作業を続けました。

 ベランダの向こう側は舞い降りてくる雪のために真っ白です。居間もかなり冷え込む感じがします。こんな日には依怙地になって勉強を頑張るのもつむじ曲がりで悪くありません。『ブランシュまたは忘却』の抜き書きを作ったり、アラゴン関連のデータをスキャンしてデジタル化したりの作業を続けました。我ながらなかなか頑張りが利いています。
 午後の2時過ぎには駅前の須原屋書店まで出掛けました。駅前広場にはもうかなりの雪が積もっています。その上、風もかなり強くなってきたようです。武蔵浦和駅の改札まで行ってみたら、埼京線武蔵野線も運転を見合わせているようです。明日の1限からの授業が待っているので心配になってしまいました。須原屋書店では漫画本を一冊買い求めて、寒さに震えながら帰宅しました。
 午後も居間でアラゴンのテクストからの抜き書きを作る作業を続けました。Wzエディターのアウトラインの見識を利用しています。もちろん文字セットはunicodeです。こうしておけば後からフランス語の特殊文字を書き込むのに便利だからです。
 須原屋書店で買ってきた久世番子さんの『よちよち文藝部』(文藝春秋)を読みました。太宰治夏目漱石志賀直哉芥川龍之介などの文人がパロディーの素材とされています。漱石を取り巻く弟子たちの愛憎を描いた香日ゆらさんの『先生と僕』全4巻と比べると軽いかも知れません。ま、それでも冬籠もりの一日を楽しく過ごせました。