なかなか出来の良いゼミ発表会で私も大満足でした。

 今日はゼミ発表会が予定されています。9時前にはバックパックを背負って家を出ました。大学に着いたのが発表会が始まる10時の15分前です。研究室で10分ほど休んでから会場の8301教室に移動しました。寒いのでマフラーとコートを着けたままです。会場に着いたらゼミ生の諸君が集まっていました。最初はK君のジャンヌ・ダルクについての発表から始めました。続くもう一人のK君はアメリカの作家ラヴクラフトが生み出したクトゥルフ神話について発表しました。3番目のSさんはC.S.ルイスの『ナルニア国物語』について発表しました。この成長小説を性差から見た場合、つまり少年と少女の成長過程はどう違うかを分析したのです。『ナルニア国物語』全6冊を精読した体験はSさんに取っても貴重なものだったろうと思いました。
 4番目のKさんは村上春樹の「レキシントンの幽霊」がリアリティーを備えている理由を分析しました。比喩表現の機能や社会的弱者を登場人物に選ぶなどの点を基に立論してくれました。5番目のG君は『ガリバー旅行記』について発表しました。6番目のMさんはイギリスにおけるパブをテーマに発表してくれました。B4で6枚もあるハンドアウトを配布してイギリス文化史についての充実した発表をしてくれました。Mさんの発表は大変に充実したものでした。最後のWさんは「グリム童話の裏側」と題して『ヘンゼルとグレーテル』と『白雪姫』を分析してくれました。なかなか出来の良い発表会で私も大満足でした。帰路は新越谷のヴァリエのお店で昼食をいただいて帰宅しました。