Remember The Milkはとんと使わないようになってしまいました。

 能率手帳に付箋紙を組み合わせて使うようになってから、Remember The Milkはとんと使わないようになってしまいました。やはりアナログの紙という媒体の方が私の知的生産には向いているような気がします。アイデアを絞り出す発想や着想の技術のためにアナログの紙の利用法をもっと工夫する必要があるとは日頃から痛感していることの一つです。
 午後は武蔵浦和図書館に出掛けました。借りていた本を返却してから面白そうな本を探しました。スペイン語の文法書を借りたいと思ったのですが一冊もありません。2階の詩歌のコーナーに移動して加藤郁乎氏の『俳の山なみ』(角川学芸出版)を借りておきました。この本の表紙には昭和55年1月28日に加藤郁乎氏の自宅書斎で撮影された写真が使われています。これがちょっと驚いてしまうような写真なのですね。加藤氏の背後には右も左も天井まで届くような本棚が並んでいます。しかも書斎の中には床の上にも無数の重ねられた本が積み上げられて足の踏み場もないほどになっているのです。副題の「粋で洒脱な風流人帖」に納得が行きました。
 図書館を出てから駅前の須原屋書店に移動しました。あれこれと本を立ち読みしながら時間を過ごすのが楽しみです。結局本は買わずに書店を出ました。昼に家人が作ってくれたこんにゃくラーメンが悪くなかったので駅ビル・マーレで探してみることにしました。迷路のような棚の間の通路を往復したのですが、残念ながら目当てのものは見当たりませんでした。