このごろは「しつもん！ ドラえもん」が気に入っています。

　朝の起き抜けの時間には学科の先生方に4通ほどのメールを打っておきました。それから地下の貯蔵室までごみを捨てに行き、1階のホールで新聞を取って自宅に戻りました。居間のテーブルに向かって新聞にゆっくりと目を通しました。このごろは「しつもん！　ドラえもん」が気に入っています。答が載っているページがなかなか分からなくて困ることもありますね。
　アラゴンの晩年の小説について論文を書き進めています。「『ブランシュまたは忘却』を再読する」という題名です。なかなか出口が見えて来なくて苦しいですね。アラゴンも自分の小説の結末がどうなるのかを知らずに書くのだと言っているのですが。・・・今日は小さな修正をして、20ページほどの論文をプリントアウトして午前中の作業は終えることにしました。
　午前10時過ぎには近くのスーパーまで水と発泡酒の買い出しに出掛けました。マンションの外に出たとたん、北風の寒さに震え上がりました。まだまだ春が来るのは先のことのようです。発泡酒はサントリーのスタイルフリー、お水はＣｏｃａ　Ｃｏｌａの森の水だよりです。今日もお水はキャリアーに乗せて引いて帰りました。
　先日大学の図書館で借りてきた河村民部著『漱石を比較文学的に読む』（近代文芸社）を読みました。第4章の「漱石『行人』再考」と題された部分です。二郎の一人称の語りが一郎の妻である直をどのように捉えているかが詳しく分析されています。昼休み前のなかなか充実した読書の時間でした。