早世した祖父・玉泉は曹洞宗の僧侶でした。

 大学図書館から共同研究費と個人研究費の登録が完了したとのメールを頂きました。午後2時過ぎにバックパックを背負って武蔵野線に乗りました。学科の雑務を研究室で片付けてから、空のキャリアーを運んで大学図書館に出掛けました。図書館から持って帰った本と明細書は研究費の報告書を書くために必要なものです。先ずは共同研究のまとめ役の日文科のT先生に領収書を届けておきました。
 研究室で個人研究費の報告書を書き上げました。細かな文言や数字などはすでに書き込んであります。日付を書き込んで全体に間違いがないかどうかを確認しました。大学時代からの友人のI君が言っていた「不確定要素が確定していく快感」を感じています。それから英文科の先生方に3月8日に行なわれる非常勤の先生方との打ち合わせ会のお知らせをメーリングリスト経由で流しておきました。
 早めに帰路に着くことにしました。武蔵浦和に帰り着いてから駅前の須原屋書店に寄りました。週間朝日百科「仏教を歩く」の第3号「道元」を買うためです。私の母が寺の娘だったこともあり、私は小さい頃から坊さんになりたいと思っていたことがあります。早世した祖父・玉泉は曹洞宗の僧侶でした。太平洋画会に属して画を描いたり短歌を作ったりと芸術に憧れていた青年だったようです。仏教に対する私の想いはそんな母や祖父への血脈への想いと繋がっているような気がすることもあります。