午後の1時過ぎには文教大学越谷図書館に移動しました。

 朝の9時25分にはバックパックに荷物を詰め込んで家を出ました。武蔵野線の車窓からは時折紅梅の鮮やかな紅色が目に飛び込んできます。今日は日差しが豊かな穏やかな一日となりました。北越谷の駅で下車してから元荒川沿いの道をゆっくりと歩いて大学に向かいました。デジタルカメラバックパックから取り出して川の風景を2〜3枚撮影しておきました。
 2限の時間帯は相棒のFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。今日もランボー研究者ブリュネルのテクストを一行ずつ音読してから読解していく作業です。Fさんも私も花粉症が悪化していて勉強中に何度も鼻をかまなければなりません。それでも今日はなかなか成果が出たという感じです。90分の読書会は何よりも集中することができたので愉快でした。
 午後の1時過ぎには文教大学越谷図書館に移動しました。先ずはフィラーノートに明日の卒業証書授与式で行う予定のスピーチの案を考えました。それからアラゴンについての論文の種を少々考えました。夏目漱石の『彼岸過迄』という小説に「恐れる男」と「恐れない女」という二項対立が出てくるのです。この二項対立をそのままアラゴンの『ブランシュまたは忘却』にも当てはまるのではないかと考えてみました。
 帰路は新越谷VARIEの旭屋書店に寄りました。読書会の相棒のFさんが面白そうな本を教えてくれたのです。創元推理文庫の『雪の女』という推理小説です。少々立ち読みしてみたら文字が細かすぎてとても読めそうもありません。代わりに『どうせ死ぬなら「がん」がいい』を買っておきました。