ヒューマンインターフェイスと言うのでしょうか。とても人間的なのです。

 近くのスーパーマーケットで無料の水が貰えます。2リットルか4リットルのボトルを購入する必要があるのですが、空のボトルを提げて出掛けると自動で満タンにしてくれます。この器械の操作性が実に機能的で具合が良く気に入っています。例えば何パーセント入ったところか操作盤にデジタル表示されるのですね。ヒューマンインターフェイスと言うのでしょうか。とても人間的なのです。
 文教大学父母と教職員の会の支部総会のためのデータをキャリア支援課からいただいて来ました。けれどもこのデータはエクセルのシートに無愛想な数字が並んでいるだけのものです。まだ3日間の余裕があります。支部総会の当日までに何とかこの無味乾燥な数字を温かい血の通ったものにしたいと考えています。
 夕方には駅前の須原屋書店に出掛けました。姜尚中著『あなたは誰? 私はここにいる』(集英社新書)と石田千著『役たたず、』(光文社新書)の2冊を買い求めて帰宅しました。『役たたず、』が面白そうなのでロッキングチェアに座って冒頭の部分を少しだけ読んでみました。本の腰巻きには「役たたず、されど友ありビールあり」という手書きの文字と「みずみずしい感性と文体で注目の作家の、へなちょこ日記」とあります。この「へなちょこ日記」という言葉が気に入ってしまいました。ふと夕暮れの今の時間は堀口大学大先生の大好きな詩「夕ぐれの時はよい時」に通じるものなのかなと思い出してしまったものです。