フランス語にデラシネという言葉があります。

 昨日「花と緑の散歩道」を散歩していたら「散歩道のご隠居」ことオザワさんにお会いしました。ご隠居がFMラジオでクラシック音楽を聴く趣味を持っていると言っていたのを思い出しました。残念ながら私の家にはFMラジオはありません。そこで考えたのがインターネットラジオの利用です。TBSが提供する「OTTAVA」なら24時間無料でクラシック音楽が楽しめるのですね。下の方に「OTTAVA」のURLも記しておきましょう。
 午後は別所沼公園まで散歩に出掛けました。もちろん途中の「花と緑の散歩道」が本命です。今日は桜の花も満開の季節を迎えているのですから。出掛けてみたら大変な混雑でした。老若男女がごった返しているという感じです。じゃがバターやクレープ、そしてラーメンなどの屋台が沢山並んでいます。別所沼公園の大きな桜の樹の下では大勢の人々がシートを敷いて飲食を楽しんでいる光景が見られました。今日の桜にも「花に酔う」ような感覚を感じたものでした。
 フランス語にデラシネという言葉があります。デジタル大辞林では「根無し草。転じて、故郷や祖国から切り離された人」とあります。『星の王子さま』をこの文脈で読んでみると王子はまさしくデラシネの生を生きている存在だと見えてきます。なぜなら王子には父親も母親もいない天涯孤独な存在だからです。第18章で出てくるどうということもない花が言う「人間には根っこがありませんもの」というひと言も考えるヒントになってくれそうです。

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