ラルフ・イーザウの『暁の円卓』を少々読みました。

 図書館では1時間ほど集中した時間を過ごして「切り裂きジャックの事件簿」を完成させました。明日の午前中には論文のテキストファイルを修正する作業を優先させることにしようと思っています。論文はまだ後半の部分が虫食い状態で穴だらけです。この部分に関しては『ブランシュまたは忘却』を再読しながら補っていくつもりです。
 今日も作業が終わってからラルフ・イーザウの『暁の円卓』を少々読みました。ヒトラーが第1党となった1934年のドイツを舞台に主人公のデービッドと妻のレベッカが活躍する話です。分厚いこの物語を私はスキミングの練習のつもりで飛ばし読みしています。午後の4時30分には大学図書館を後にして帰路に着きました。書店に立ち寄って「週刊女性」の「糖質制限食」についての記事を立ち読みする予定です。
 島崎今日子著『安井かずみがいた時代』(集英社)を読了しました。林真理子コシノジュンコ金子國義ムッシュかまやつ吉田拓郎など20人を越える証言から構成している作品です。安井かずみの人生が語られています。私はこの本を大好きな加藤和彦の側から読んでしまいました。彼が晩年にはお金に困っていたという記述もあり「痛いなあ!」と感じました。安井かずみ加藤和彦カップルはテニスを楽しみワインをたしなむ理想的な二人と見えたものでした。しかし加藤和彦の側には多少の無理があったのでしょうか。最後には鬱状態に陥り自殺を選んでいったことは残念でなりません。未だに私のベストアルバムは安井かずみ作詩、加藤和彦作曲・歌唱の「ヨーロッパ3部作なのですから。(写真は出津橋のたもとのアカメヤナギです。若芽が最近出揃ってきました。)