漱石だったら「苦痛・快楽・器械的」と言うかも知れません。

takuzemi2013-04-11

 朝の起き抜けの時間は今日の3限の文学の授業のためのパワーポイントのスライドを作成しました。今日は夏目漱石の作品を初期から後期に掛けての変遷と深化をテーマに分析してみたいと思っています。ハンドアウト用のワードの文書からコピーするだけの作業です。単純労働ですね。漱石だったら「苦痛・快楽・器械的」と言うかも知れません。
 今日のフランス語の授業の副教材を用意しました。ジャック・プレヴェールの詩「アリカンテ」です。数年前、学生諸君を連れていったロンドンの地下鉄の壁にこの詩が原文と英訳と併記されて掲載されているのを見掛けたことがあります。スペインのアリカンテ産の安ワインに若い男女のカップルが酔って戯れているという短い恋歌です。
 9時過ぎの武蔵野線に乗って大学への移動を開始しました。この時間になると空席もたっぷりとあり座席に腰掛けることができました。ノートパソコンで仕事を片付けている女性の姿もありました。私の隣の男性もタブレット端末で本を読んでいる様子でした。世の中も便利になったものだと感じます。・・・今日も北越谷からは元荒川沿いの桜並木を歩きました。桜はすっかり終わってしまいましたが、土手には可憐な白い花が群れ咲いています。準備室に着いて文学の授業の教室を助手のMさんが使い勝手の悪い13101教室から725教室に変更してくれたと知りました。有り難いことです。