日曜日には新緑に輝くメタセコイアたちに会いに行くつもりです。

takuzemi2013-04-12

 朝はマンションの19階から非常用のエレベーターを使って地下の貯蔵室までごみを捨てに行くのが日課です。その後に1階のホールに立ち寄って新聞を取ってから自室に戻るという段取りなのですね。このごみを捨てに行く前に東の方を眺めると別所沼の緑が見えるのです。メタセコイアの新緑が輝きを増しているのですね。先週はオリエンテーションが続きました。今週も授業の日々が続きました。なかなか別所沼まで歩いていく時間が取れないのが残念です。日曜日には新緑に輝くメタセコイアたちに会いに行くつもりです。樹々から落ちてくるフィトンチッドをたっぷりと吸い込みたいものですね。
 武蔵野線の車中では『星の王子さま』について書きためた文章を読み直しました。フランス語の特殊文字が記述できるようにunicodeで作ってあるファイルです。今日の5限の3年ゼミでは初回に『星の王子さま』についての概論を語っておくつもりです。学生諸君がテクストのマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を入手しておいてくれれば良いのですが。
 南越谷の駅で下車して新越谷の駅へ乗り換えようとしていたら旭屋書店の出店が見えました。もちろん発売されたばかりの村上春樹氏の新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)を売っているのです。私も1冊買っておくことにしました。北越谷行きの普通電車に乗って2駅だけですが冒頭の部分を読み始めてみました。主人公は死の想念に取りつかれた多崎つくるという大学生です。なかなか面白そうな冒頭の部分でした。