多崎つくるが気に掛かるので研究室で続きを読み始めました。

takuzemi2013-04-13

 今日は文教大学英米文学科の新入生の諸君とのクラス別の面談が予定されています。9時半には家を出て大学に移動しました。武蔵野線の中では座席に座ることができました。さっそく村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、その巡礼の年』を読み始めました。大変に面白くて没頭してしまいます。北越谷の駅前でコンビニに寄って缶コーヒーとサンドイッチを買って大学に向かいました。
 多崎つくるが気に掛かるので研究室で続きを読み始めました。今頃新入生たちはコンピュータルームでCASSECの試験と取り組んでいるところです。何とか『色彩を持たない多崎つくると、その巡礼の年』を最後まで読了しました。けれども36歳の多崎つくると2歳年上の恋人の沙羅との関係がどうなるのかは書き込まれていません。いわゆるオープンエンディングの結末なのですね。ひょっとすると続篇が出版される可能性もゼロではなさそうです。
 演劇論の3、4回と文学の3、4回のハンドアウトを作りました。どちらも準備室のコピー機を借用してA4で4ページのデータをB4の裏表にコピーしました。文学の方は夏目漱石の『三四郎』と「レトリック論」で行くつもりです。演劇論の方はこれからエウリピデスの『メデイア』をどを読み込んで下調べをしなければなりません。ちくま文庫版のエウリピデスの『メデイア』をスキミングの読み方でざっと目を通しておきました。