最近はプロセスを楽しむという気分になってきています。

 朝は今日の仕事の予定をA4の紙を横にして書き出しました。GTDでは「日次レビュー」と呼ばれる手法です。今日の新聞にゆっくりと目を通しました。それから今週の講義の教材研究に取り掛かりました。演劇論ではアイスキュロスの「オレステイア3部作」について触れる予定です。週刊朝日百科「世界の文学」をコピーして作ったハンドアウトに赤ペンで講義の時に語りたいことを書き込んでおきました。漱石の『三四郎』についてはA4の紙を利用してマインドマップを作ってみました。教材研究を済ませてから大学に出入りの本屋さんから買った代金を郵便局まで支払いに行きました。その足でATMで生活費を少々降ろして帰宅しました。
 土曜日、日曜日に続いて今日・月曜日もアラゴンの後期小説『ブランシュまたは忘却』についての論文を手直ししました。土曜日はコンピュータが具合が悪くて乗りませんでしたが、日曜日は妙に集中力が働いてくれて7時間ほど執筆できました。今日は昨日の反動で作業はそれほど捗りません。『ブランシュまたは忘却』については稲田三吉先生の邦訳があるのですが、その目次のコピーを取って執筆が終わったところは丸印を付けておくことにしています。論文を書きながら最近の自分自身の心境の変化を感じています。以前は結果を出さなくちゃと考えていつも焦っていたのですね。ところが最近はプロセスを楽しむという気分になってきています。果たして論文が4月末の締切りまでに完成するかどうかは自信がないのですが・・・。