「言い出しっぺは偉いのだ」と言い換えても良いでしょうか。

 午後の1時からは3704準備室で文学部英米文学科の学科会議が開催されました。私に関係がある議題はオープンキャンパスのことぐらいです。当日集まった父母を前にしてサンテグジュペリの『星の王子さま』の話しを30分ほど語る予定です。すでにハンドアウトや『星の王子さま』についてのテキストファイルも用意しているので慌てることはありません。準備万端ですね。
 昨日のお昼休みには卒業生のK君から携帯の電話がありました。K君はゼミの中では牽引役と言っても良い存在でした。「言い出しっぺは偉いのだ」と言い換えても良いでしょうか。ゼミの仲間たちの間に入って、ぐいぐいとゼミ生たちを引っ張っていくのです。そのK君がなぜ電話を掛けてきたのか訝りました。聞けば文教サービスの職員さんがまだK君が在学中だと勘違いしたのだそうです。そしてゼミ旅行の打ち合わせのために電話を掛けてきたのですね。それによるとバスの予約が今年は先行しているのだそうです。早めに押さえないとバスの予約を取れなくなると言うのですね。電車という選択肢もありそうなので慌てないことにしました。
 4月からは学科長の仕事をH先生に交代していただきました。教授会の雰囲気が驚くほど楽になりました。持ってきたファイルを眺めて内職をするなどの時間を取ることもできます。文学の講義の4回目のハンドアウト「レトリックの周辺」と「『星の王子さま』を巡る考察」の2つの印刷物に目を通しておきました。教授会は意外に早く5時半には終了しました。今日は新任の3人の先生方の歓迎会が予定されています。会は6時半からですので、研究室でしばらくテレビなどを眺めて過ごすことにしました。